がんばりたいけどがんばらない

がんばりたいけどがんばらない

適応障害と診断された24歳エンジニア女子のつぶやき

がんばりたいけどがんばらない

人生のバトンタッチに立ち会った話。

こんばんは。sayaです。

いろいろバタバタして更新できずにいました。

 

実は10月の1週目は急遽実家に帰っていました。

9月30日に姪っ子が産まれ、その4時間後、祖母が亡くなったのです。

急いで喪服を買い、飛行機のチケットを取り、10月1日に帰省しました。

そして7日に東京に戻ってきました。怒涛の帰省でした。

 

今日の記事では、そのことを少し語らせてください。

 

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姪っ子の誕生と祖母の訃報

姪っ子が産まれた報告を受けて朝から大喜びしていたところ、祖母の訃報が届き、

喜んでいいやら悲しんでいいやら複雑な思いでした。

 

祖母の死は急なことではなく、ある程度覚悟はできていたことでした。

お盆帰省したとき、もう2〜3日しかもたないかもと言われてお見舞いに行き、

「また来るから元気でいてね」と最後に声をかけました。

1ヶ月ほど特に連絡がなかったので、約束を守ってくれているんだなと思っていました。

 

そのときの記事↓

k-syk-aaa.hateblo.jp

 

祖母が亡くなる前日に、父からメールが来ました。

腎臓を悪くしていた祖母が尿毒症になり、もう尿が出ていないと。

そうなるともう長くはないことはわかっていました。

遠方にいる私が帰るか迷っていた次の日、祖母は亡くなりました。

 

祖母が危篤になり、祖母の長男である私のおじが病院に着いたときには、

まるで眠っているかのようでまだ生きていると勘違いしたそうです。

でも、もうそのときには息を引き取っていたそうです。

 

祖母はひとりで旅立ってしまいました。

せめて誰かに看取ってほしかった。看取りたかった。

 

ただ今思うと、

たまたま皆が帰ってきているお盆に容態が急変して親族が集まれたこと、

祖母の顔を見られたことは、すごいことだなと思いました。

私は親族の中で一番遠い東京にいるので、帰省しているお盆でないと会いに行けませんでしたから。

祖母が会いに来いと呼んでくれたのかもしれません。

親族の前で泣かなくてもいいように、実家に帰る前の晩に号泣しておきました。

 

祖母のお通夜と告別式

お通夜の前に親族部屋で会った祖母は、綺麗に口紅を塗ってもらい、

今にも起き上がりそうなくらい穏やかに眠っていました。

天国に一緒に持っていってもらえるように、メッセージを書いて棺に入れました。

親戚たちと一緒にいる間は、いとこ姪や甥が元気に走り回っていたので

悲しみに暮れることはなく、穏やかな気持ちで過ごしました。

姪っ子を出産したばかりの姉が参列できなかったので、二人分の気持ちで参列しました。

棺を花で埋めたときにはさすがに泣いてしまいましたが、感謝の気持ちは伝えられたと思います。

 

祖母との思い出

祖母は数え年94歳の大往生で、孫もひ孫もたくさんいました。

私はいとこや兄姉とは歳が離れていて、祖母と一緒に過ごした時間は一番短かったです。

祖父や父方の祖母・祖父は私が産まれた時点でもう亡くなっていたので、

私にとってはたったひとりの祖母でした。

 

小さい頃はよく祖母と一緒に買い物に出かけたり、通院についていったり、

祖母の家に泊まりに行ったりしていました。

春は一緒にお花見に行ったり、私の家族と小旅行に行ったりもしました。

祖母は一番下の私をかわいがってくれて、得意のお裁縫で枕を作ってくれたりしました。

 

私は小学生の頃、なぜか焼き芋がすごく好きだったんですが(笑)、

祖母にそう言うとうちに来るたびにさつまいもを持ってきてくれたりしてました。

夏でも持ってきてくれたので、夏に焼き芋は食べないからいいよ!と言ったりしてましたが…笑

私の食べそうなお菓子を買ってきてくれたり、優しい優しいおばあちゃんでした。

 

そんな祖母も歳をとりだんだん認知症が進行して、

私の年齢が更新されなくなったり、最後には名前も呼べなくなっていましたが、

それでも大好きなおばあちゃんなことには変わりありませんでした。

 

認知症になってからの祖母はよく笑っていましたし、

90も超えていたのに、腎臓を悪くして入院するまではまだまだ歩けていました。

派手な人生ではなかったと思うけれど、幸せを少しでもあげられただろうかと、

思いを馳せて今でも涙が出ます。

正直かなりエネルギーを失いましたが、時間が少しずつ癒してくれると思います。

 

姪っ子のこと

祖母の葬儀が終わったあと、姪っ子と姉は退院して、実家に帰ってきました。

自分の子どもじゃないけれど、めちゃくちゃかわいくて、おばちゃんメロメロになってました。笑

両親にとっても初孫で、みんな大盛り上がり。

姉が疲れて寝ている間は抱っこしてあやしたりしてましたし、実家での初沐浴も手伝いました。

産まれたての赤ちゃんって、寝てても起きてても、笑ってても泣いててもかわいいんですね!

同じ部屋で寝てたので私も寝不足でしたが、かわいくて癒されました…。

 

祖母とバトンタッチするように産まれてきた姪っ子。

姉も「おばあちゃんの生まれ変わりだと思って育てる」と言っていました。

祖母のように優しくて愛嬌のある子に育つといいな、とおばは思っています。

 

追伸

祖母の形見として綺麗なムーンストーンの指輪をもらったのですが、普段使いしにくいデザインなので、

あまり高くないお値段でいい感じにリフォームしてくれるところを探しています。

あんまり見ることのなかったであろう東京の街並みを、祖母にも見せてあげたいな。

いいところをご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

 

それでは、また。